<   2007年 04月 ( 30 )   > この月の画像一覧


完全監視付 庭デビュー・トイレデビュー

2007年3月上旬。

チビタは少しづつ、変化をみせてきた

庭のチビタ①
a0099131_12421019.jpg
  庭のチビタ②
a0099131_12422631.jpg


抱っこしての散歩では物足りなくなってきたみたい・・・。

土や草木の匂いをじかに嗅ぎたいんだと思って、見張りながら降ろしてみる。

チビタは後ろに下がっての移動を得意としていた。

外の柵
a0099131_12533053.jpg
念のため、チビタが外へ出ないよう柵をする。



玄関の柵
a0099131_12554424.jpg
玄関には段差があるため、転倒しないよう柵をする。

マーくんとモモは余裕でジャンプできる。



スロープ
a0099131_12574192.jpg
部屋と廊下の境など、一見、何ともないような小さい段差。

以前、祖母が半身不随になった時、リフォームしたのでこのまま。



トイレ
a0099131_1334769.jpg
外枠を外し、入りやすいようにする。

もちろん段差があるので、タオルを巻きペットシーツでさらに覆う。



立位確保はできていたので、トイレ中支えることをあまりしなくてもよくなった

時々バランスを崩すので、崩れた時は支えてあげる。

トイレの出入りがうまくいかないことも時々あったが、なるべく自分の力でやらせる。

チビタは「呼ぶと私が反応する」ということを学習していたので、トイレの際もいちいち呼んでくれる

毎日少しずつ成長をみせるチビタ

私は不安要素より、期待の方が上回っていた。

チビタがんばれ!!!

by nekokichi-san | 2007-04-20 13:38

チビタの日常 その①

2007年3月初め頃。

猫吉はいつも「猫(チビタ)の時間帯」で生活している。

朝、チビタに起こされ起床


無理やり起こされるマーくん
a0099131_19162220.jpg
朝日が入る台所にてみんなで朝ご飯

そして窓際で日光浴


午後に入ると、チビタを抱っこして庭を散歩

休憩は縁側にて。


縁側のチビタ
a0099131_19284151.jpg
顔に強い紫外線が当たるのを嫌がるので、日傘でガード。

貴婦人のようである


夕方になると日が沈むので、台所にて暖をとる。

マーくんが帰ってきたら夕ご飯


チビタのディナータイム①
a0099131_19463192.jpg
手の上に茶碗がのるので自力で食べさせる。

食べ終わると後ろに下がるので、茶碗が手から落ちてはなれる



チビタのディナータイム②
a0099131_1951523.jpg
チビタはこの頃、立位確保ができていた!

ティッシュの箱がちょうどいい高さなので、台にする。



介護用食事台
a0099131_19562188.jpg
最近、小型犬用の介護用食事台を買った

高さを3段階に調整できる



チビタ&マーくん
a0099131_2011577.jpg
こっ、怖い

食後はのんびりとくつろぎたいらしい・・・。


チビタは毎日少しづつ成長がある。

by nekokichi-san | 2007-04-19 20:10

兄弟の絆

2007年3月に近づく頃・・・。

マーくん(チビタの兄弟)
a0099131_14473057.jpg
マーくんはチビタの術後以来、チビタの「カラー」や「ギブス」に動揺していたのか、ご飯時しか家に帰って来なかったのである・・・。

無理矢理3人でケージに入ったりとスキンシップをはかろうとバカなこともやった



チビタ(マーくんの兄弟)
a0099131_14552081.jpg
チビタは自分でうまく「毛づくろい」ができない。

私が舐めるわけにもいかず、ブラッシングを頻繁にする。



でも日が経つにつれ、心配する必要もなくなってきた!

マーくんが少しづつ、チビタに接近してくれた


チビタ&マーくん
a0099131_1553413.jpg
こうやって一緒に寝てくれることが増えてくる

毛づくろいまではなかなかだった・・・。

「マーくん、チビタの頭を舐めてやってくれ~!」とよく頼んでいた。



でもやっぱり心配する必要もなかった!

初めのうちは、チビタが逆にマーくんの毛づくろいをしていたのが、「お返し」の意味なのか、マーくんが少しづつチビタを舐めてくれるように


マーくんの愛
a0099131_15175313.jpg
マーくん、ありがとう

猫同士でないとできないこと。

感激でいっぱいである

私はこの画像を携帯の待ち受けにしました



昔の2匹はこんなんだった・・・。

プロレスの始まり
a0099131_15303263.jpg
家に帰って顔を合わせると、プロレスが始まる。

一応、いつも布団の上でやるらしい

そしてすぐ仲直り



この言葉は立証される

「猫の手も借りたい」・・・マーくんに実際貸してもらっている

by nekokichi-san | 2007-04-18 15:52

チビタの出発・門出

2007年2月20日頃。

作成途中ではあるが、知人に作ってもらった義足となるものを装着してみる!

試しにカラーも外してみることに・・・。

チビタ
a0099131_14292168.jpg
服の中にはいろんな仕組がある。

言葉で説明するのが大変難しいが、簡単に言うとチビタが今までより快適そうであること。

受け入れ度100%だった


カラーなしでも暴れない!

良かったぁ~
先生の作ったギブスを応用して作ってあるのだ!

布の素材も考え、中身は金具の骨組みだ。

チビタにとって、楽な体勢がとれるよういろいろ工夫してある中、手先や他に負担がかからないようになっている


 手の中はこんな感じにいつもしている。

a0099131_1435291.jpg
手のマジックテープをはがすとこんな感じ。

(最近撮った写真なので毛が生えてきている。)



a0099131_14414352.jpg
①念のため、手先にガーゼをする。



a0099131_14444659.jpg
②ガーゼがすぐとれないよう、小型犬用の靴下を上からはかせる。



a0099131_14474268.jpg
③包帯を肘から手先にかけて巻く。



a0099131_14494345.jpg
④器具にセットする。



a0099131_14511356.jpg
⑤袖をマジックテープで固定する。



a0099131_14533672.jpg
⑥手先の金具にクッション性のスポンジのようなもがついてはいるが、さらに中型犬用の靴下を上からはかせる。



チビタ 横から
a0099131_153531.jpg
肩を動かすことが出来、肘も曲げられるようになっているから、ペタンとできる

胸と手が金具でつながっているから、手先に体重がかからない。


チビタ 睡眠中
a0099131_15113882.jpg
こんな寝方も出来る

懸垂式に肘が曲がるが、内側にもクロスできる。

胴体部分は胸の金具を引っ張りあげる仕組みになっている。
マジックテープで調整が可能である。



改良も何度か重ねた。

この日からチビタは新しい義足と共に生活を始めます。

by nekokichi-san | 2007-04-17 16:41

チビタの手

手術から2週間がたち、2007年2月17日、抜糸の日がやってきた!

この日、チビタの義足となるものを製作するにあたって、採寸を病院にて行った。

見るに見かねた手先の器用な私の知人が、チビタの義足を考えて作ってくれるという。

知人はもちろん獣医さんからいろいろと話を聞いているし、私もしつこいくらい説明した。

大阪にある人間の義足の会社だが、問い合わせ中だった・・・。
ここの会社では、猫は初めてらしいが犬の義足や車椅子を何頭か作ったことがあるらしい。


切断部 正面
a0099131_16122278.jpg
黒く見える部分は普段猫が使わない手首付近にある肉きゅうだ。

1時間ほどできれる麻酔をかけている。

先生がこの間に抜糸をする。



横から
a0099131_1616895.jpg
抜糸が終わったら、私が必要な箇所の採寸をする。

試作品が出来上がるまで、先生にお願いして今までのギブスをしてもらう。

手術の際、毛を剃っているのでまだ毛は生え揃っていない。



採寸は1度測ればいいというものではない。
2度3度測っても猫の体の向きや体勢が少し変わるだけで違ってくる。
毛が伸びればまた微妙に変わるものでもあるし、太ったり痩せたりすれば尚のこと変わってくる。


先生が作ってくれたギブスはもう限界がきていた。
いろんな場所が擦れたりしていたのだ・・・。

「これからも大変だと思うけど頑張って!」
先生が車まで送ってくれた。

約2日で試作品が出来た!
知人は本職の後、寝る時間を削ってまでチビタに作ってくれたのである。

出来具合、それはプロも納得する。
猫の骨格、体のつくり、動き方を考え、チビタが最低限必要とされることができるよう考えられた出来具合。
チビタを見ながら、何度か改良もした。
マーくんやモモにもモデルになってもらうこともあった。

マーくんの手
a0099131_2034433.jpg
手先のガーゼがすぐにとれるので犬用の靴下をはかせるとどんな感じになるかという実験。

マーくんの手や肩の動きを観察。

お疲れさまでしたぁ


新しい考えや情報を取り入れ、もっといい物作りを目指している。

チビタ
a0099131_1743868.jpg
違う義足に変わる。

チビタはまた受け入れてくれるのか?

不安と期待でいっぱいである。


チビタは当時、先生の作ったギブスに慣れはじめ使いこなしていた。

両前足を引きずりながら後ろへ歩くことを覚えた。

ギブスの手の先端を軸にして、ウサギのように前にピョンピョン動くこともあった。(まつば杖の原理である)



そして恐る恐る先生の作ったギブスを外し、新しい義足をつけてみることに・・・。

by nekokichi-san | 2007-04-16 17:08

過酷な日々


チビタの手がギブスの中から外へ飛び出てしまった!

ギブスはテーピングのようなもので固定してあり、肩付近の毛を利用しているので時間がたつにつれチビタの肩の動きによりはがれてしまう。
猫は体が非常に柔らかく、皮が伸び縮みするので、肘を肩の方へ縮めると隙間から手が抜けてしまうのだ


焦った!!!

幸いなことに、チビタがあまり暴れなかったこと。
あらかじめ、ガーゼや包帯やテープを買っておいたこと。


      チビタ
a0099131_14513286.jpg



チビタの短くなった手を初めて見た・・・。

「チビタ、辛い思いさせてごめんね・・・。でも絶対に歩けるよう一緒に頑張っていこう!」

自分の処置の仕方は、慣れてもなく、焦って巻いたせいもあって、心配な点だらけである。

すぐ病院へ行ってやり直してもらう。

こんな日々が一週間ほど続いた・・・。
そして私は毎晩というより24時間、手が抜けると大変なことになるということで神経が過敏になった。

睡眠不足もたたって、私自身にも支障が出てきた。
結膜炎、言うのが恥ずかしいですが軽い「ぢ」、カンジダ、持病の片頭痛が頻繁に起きた。
もちろん、体のあちこちはコリまくりだ。

仰向けのチビタ
a0099131_17361260.jpg
こんな姿で寝たりもする。
リラックスしているのかなぁ?

でも寝苦しいのはもちろんのこと、手がずっと固定されたままなのでイライラする時もあったんだろう・・・。

もっと快適な義足にしてあげるからあと少し我慢して。


今まで病院へ行くと大暴れするチビタがいつもおとなしくしている。
怖くてブルブル震えていたのだ・・・。

先生は「チビタは暴れるから毎回麻酔が必要になるかもしれない。」と最初言っていた。
毎回の診察では全く必要なかった・・・。

チビタの診察は傷診する時など1時間くらいかかる。
私たちは病院の指定する時間の診察になった。
病院がチビタ1匹が患者ではないからだ。

チビタがギブスをつけている日数が長くなればなるほど、手が抜けるのとは別に違う支障が出てきた・・・。
ギブス内には空間があるので、中で手が動くことによってできる傷だ。
もう1つはテープを毛につけて固定させているための抜け毛。
さらにギブスを背中の紐で引っ張っているために出来た擦り傷。

寝ているチビタ①
a0099131_19524288.jpg
さらに変わった寝方をする。

頭を毛布や何かの中にうずくめて寝るのだ。

寝やすいようにしてあげても、チビタは最近これが気に入っているらしい???


先生が頭を悩ませる。
とても申し訳ない・・・。

ギブスの次の義足はさがしている最中だ・・・。
でもなかなかない。
問い合わせても断られたり、だいたい動物専門の義足の会社はまず存在しない。

チビタの場合、既成のものでは不十分である。
人間の義足もそうだけど、きちんと採寸しないとその人にあったものが出来ない。

猫の骨格、体のつくりなど先生から聞いてはいたが自分なりに勉強もした。

寝ているチビタ②
a0099131_19583878.jpg
頭に血がのぼりそうで苦しそう。

なぜこの寝方をするのか?

でもこの寝方をしている時は意外と長い時間寝てくれる。


そして先生は術後に起こりうる最悪の事態を想定して言っている。

私は友人からとても励ましてもらっていた。
とてもうれしかったし、元気ももらった。

でも専門的な知識を持った人、あるいはチビタのように前足ではなくても障害を持ってしまった動物の飼い主さんから実際の話や、前向きな意見を聞いて安心したかった。
自分で決めたことだけど、不安でいっぱいだったのだ。

家のプチリフォーム、義足探しに、介護用品探し、毎日がチビタでいっぱいである。

by nekokichi-san | 2007-04-15 20:08

初めての夜

介護生活1日目の夜・・・。

寝る時は、チビタをケージの中へ入れることにした。
私が寝る間、チビタがもし動いたりしてどこかに引っかかったりしないようにするためだ。

ところが・・・。

動くというより、30分、長くても1時間置きに私を呼ぶのだ。

寝れない・・・。

呼ぶ理由。
トイレに行きたい」「お腹が減った」「甘えたい」のうちのいずれかだ。

毎回応えてあげた。
さすがに睡眠不足になる。
でも暴れる前に私を呼ぶチビタに感謝した。
呼んでくれることで、私が起きて看ることができるからだ。

ケージ内のチビタ
a0099131_18125897.jpg
ケージは市販のものではなく、100均やホームセンターで網のようなものを買い、部分部分をつなげて大きめのケージを作った。
天井はないので、私が入れるようまたげるのだ。
一畳くらいの大きさだ。


ケージ内にトイレを置いたので、トイレに行きたければトイレにチビタを置き支えてあげる。
お腹が減っていたら、私が座って食べさせてあげる。
甘えたい時は、一緒にケージの中で寝てあげる。

翌日、寝不足はもちろんのこと、ほとんどケージで夜を過ごしたので腰や背中がすごく痛いのだ。

でも私は苦痛に感じていないし、あえてチビタがこうしてそばにいて私を頼ってくれていることをとても幸せに感じている。
大変ではあるが、自分の選んだ選択を今まで1度も後悔したことはない。

あの時、もし「安楽死」という選択を選んでいたら・・・。
自分の精神状態を考えるとぞっとする。
きっと立ち直ることができず、ずっと後悔していただろう。

体力と気力さえあれば、私はチビタを支えてあげれる。

現実、お金も必要である・・・。
仕事は休んでいたので、貯金を切り崩しての生活だ。

今は寝ることすら満足に出来ない。

でもチビタは思うように動けず、もっとはがゆいに決まっている。

チビタが少しでも快適に過ごせるよう考えなくてはいけない。

チビタ
a0099131_191118.jpg
チビタに介護用品用のカラーを買ってあげた。
今までのカラーより視界が広がるのか、多少は快適そうと思った。
首の周りはクッションになっているのだ。


獣医さんからは「一生カラー」と言われていた。
でも私はチビタがお利口にしていてくれたら、一生カラーをする必要はないと思っていた。
   
a0099131_1919583.jpg

座ったり寝転んだりする時は、少しでも楽でいられるよう毛布やタオルで補助してあげた。
a0099131_19204761.jpg


チビタは先生の言った「猫の習性」がほとんどでない。
ギブスをしていても暴れない。
一番の救いだ。

by nekokichi-san | 2007-04-14 00:13

介護生活が始まる

2007年2月4日、手術を終えたチビタを迎えに病院へ行った。

市販の猫用キャリーケースに入らない・・・。
手と胸がつながっているギブスをしているから、手や胸を曲げることができないのだ。
先生が大きなダンボールをくれた。
ダンボールにチビタを入れての移動である。

家と病院の距離は車で約15分ほど・・・。
でもチビタのことが気になって、とても長く感じた。

チビタは移動中、意外とおとなしくしてくれた。
今まで病院へ連れて行く時はうるさいほど鳴くのに・・・。
病院でも診察台に乗せると大暴れする猫で、先生がいつも警戒するのだ。

なんとか家についた!

チビタa0099131_2216247.jpg
a0099131_2219142.jpg


寝転ぶ時はこんな格好しかできない。

チビタの手は人間だと「手首から下がない」。

クッションの役割をする肉きゅうがなく、切断部が直接地面にあたってしまうと抜糸が仮に終わっても1~2時間もそのままでいれば骨が出てしまうらしい。

このギブスは抜糸まで・・・。
負担がかなり大きいのだ。
抜糸まで約2週間。
急いで次のものをさがさなくてはならない。

外を眺めるチビタ
a0099131_22352516.jpg
チビタは暴れなかった。

傷口が痛むからおとなしいのか?

それとも受け入れているのか?


餌は栄養価の高い猫缶を私の指先につけて食べさせた。
水も指にたくさんつけて舐めさせる。
トイレは行きたいタイミングがわからないから、頻繁にトイレに連れて行き支えてあげた。
私がチビタに代わってできることはすべてやろうと思っていた。

外を眺めるチビタ
a0099131_22542787.jpg
私は「チビタの手先に衝撃を与えてはいけない」ということで頭がいっぱいになっていた。

あと義足探しだ・・・。
インターネットで調べまくった。
あと2週間しかない。焦っていた。


介護生活1日目の夜が来る・・・。

チビタが気になって目がはなせない。
お風呂は速攻だ。入ったか入らなかったかわからないくらいだ。

どんな夜が待っているのか?

これから先、何が待っているのか?

不安でいっぱいである・・・。

でも私はチビタの可能性を信じているので、期待は捨てていない。

私は今日から泣くのはやめた。

by nekokichi-san | 2007-04-13 00:02

運命の日

2007年2月3日。
覚悟を決めて病院へ向かう・・・。

「決めましたか?」先生は言う。

「残せる部分は残して下さい。」

私もチビタも大変になるのはわかっている。
周りの人に迷惑をかけるかもしれないし、助けを借りないとやっていけないのもわかっている。
不安が全くないわけではない。
でもやってみないと先はわからないし、うまく乗り越えられる可能性だってあるかもしれないのだ・・・。

人から人間の「エゴ」と言われたことがある。
「チビタが今まで自由に普通の猫として生きてきたのに、不自由になってしまうチビタの気持ちを考えろ。」など・・・。

そうかもしれないけど、何とでも思えばいい!
私だって悩んで悩んで出した答えだ。


午後から手術に入る。

「月曜の朝、迎えに来て下さい。」

病院を後にし、手術がうまくいくことを祈る・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌朝、病院から電話があった。

「手術は無事終わったんですが、餌をなかなか食べてくれないので迎えに来て下さい。」

飼い主の私がチビタの安心できる家で餌をあげてほしいという意味だ。

とにかく手術がうまくいってよかった!
早くチビタに会いたい。


先生が臨時の「ギブス」を作ってチビタに装着してくれていた。


ギブス
a0099131_23575020.jpg


ギブスの中はもちろんガーゼや包帯で手を保護している。

その上からギブスをはめ、手とギブスの間に低反発のようなスポンジをいれる。

そしてテーピングのような頑丈な包帯で固定し肩や背中の毛につける方法だ。

手のみの固定では手先に負担がかかってしまうので、胸の部分もギブスで支えなくてはならない。

肩から背中に包帯を紐のようにして吊るすという先生の案である。

手先の保護はできても、他の部分に負担はかかってくるだろうと・・・。

1つはチビタが暴れると、後ろ足でギブスを外そうと爪で引っかいて、関係のない部分に傷ができる可能性。

もう1つはギブスは固いために、動くことで手がすれてしまう可能性。

さらにもう1つは肩から背中にかけての紐によって体がすれてしまう可能性。


先生に言われたこと。
「これから毎日のごとく病院へ足を運ばなくてはいけなくなると思う。」

そうならないよう私は努力する。
あとはチビタの受け入れ態勢だ・・・。

病院を出た瞬間から介護生活が始まる。

まず車にチビタを乗せ、おとなしく家まで辿り着けるのかが問題だ・・・。

by nekokichi-san | 2007-04-12 01:06

チビタの運命

病院にて・・・。
チビタの手が機能しているか先生が確かめた。

まず爪を血管が通っている部分まで切る。
どの指先からも血が出ない・・・。

次は肉きゅうの一番神経が集中している部分に針をさす。
全く反応がなくおとなしい・・・。

チビタ(自宅にて)
a0099131_133341100.jpg
頭の中が真っ白になった・・・。

昨日から少し手先が硬くなり始め、臭いもきつくなっていたのだ。

院長が病院に隣接している自宅の居間へと私を案内した。


「どうするか?」だ・・・。

「肩からではなく、機能している残せる部分まで切断して下さい。」

先生はありとあらゆる将来考えられることを私に話した。
一言で言えば、獣医は患者の言われた通りにするしかないから私が決めたのなら手術はする。
でも将来チビタと私に考えられることを甘くみてはいけないということだ。

なぜ肩から切断なのか?
途中で切断すると、骨を皮のみで覆う形になる。
すなわち手先のみ保護をしても、前足は猫の半分以上の体重を支えるので手先にテンションがかかり骨が皮を破ってしまう。骨が出てしまえば、次は肘、次は肩とまた切断しなくてはならない猫の気持ちと私の気持ち・・・。

途中からの切断は世界中の獣医が拒むと言う。
アメリカでは安楽死を余儀なくされるであろうと。
そんな事例もなく、そんな義足もなく、猫の習性上、仮に義足をつけても無理かもしれない・・・。

後ろ足、3本足なら見込みはある。
肩からの切断なら、ずって動いても肩を保護すれば骨は出ない。でもその姿を私が毎日見れるのか?

私の今後の将来について、まだチビタが若くて長生きする可能性があるのに、10年以上も看ていけるのか?

「自分で歩き、餌が食べれて、排泄ができる。」
これが出来ないと、介護する側、される側も大変であるということ。

すべてをふまえて「安楽死」の方が・・・、という意味でもある。

でもすべて言っていることは間違いではない。

ただ1つ言えるのは、チビタに受け入れ態勢があれば不可能ではないこと。猫の性格だ。
もう1つ言えるのは、そうならないよう私が、考え、動き、愛情をたくさんそそいであげること。

「もう1日あげるからよく考えて下さい。今日はチビタにおいしものをいっぱいあげて。」


チビタ&マーくん(布団の上にて)
a0099131_1449468.jpg

いつも2匹揃うとプロレスが始まるのに・・・。
マーくんがチビタに体を貸しているのだ。
きっとわかっている・・・。

本当はケージに入れないといけない。
でも今日は一緒に布団で眠りたかった・・・。
チビタを家の中で自由にさせた。

ずっと泣いたというより、自然と涙が出る。

よれよれになりながらも頑張って帰って来たチビタの運命は、私の一存で決まってしまうのだ・・・。

明日、チビタと最期の別れになってしまう方がいいのか?

それとも、無理と言われた未知の世界を歩んでいくのか?

一度決めたことなのに、考えなおす自分がいた・・・。


そして完全に決めた。

by nekokichi-san | 2007-04-11 15:25
line

~チビタと愉快な仲間たちが繰り広げる愛と笑いの感動日記~


by nekokichi-san
line
カレンダー